2004年1月3日
このブログは今年に入ってから始めたので、
留学ネタといっても実質後半部分しか入っていない。
もっと早く始めてたらな~とか考えていると、
ふと、こちらに来てからしばらく日記をつけていたことを思い出す。
ゴソゴソゴソ・・・
立派なハードカバーの日記帳が出てきた。
確か着いたその日に初めてのイギリスでの買い物がこの日記帳だった。
さすがに3日ボウズで終わってはいないが、3ヶ月で終わっている・・・
開くと、それは日本を発つときから始まっている。
2004年1月3日
関空にて両家総出の見送りをしてもらう。
あまりの荷物の量に不安があったが、全部すぐに必要なモノだったので
(後々考えるといらんモノばっかり)、なんとか言えばなんとかなるやろう
くらいに思ってチェックインすると、案の定引っかかった。
二人で30kgオーバー!
そらアカンわ・・
急いでその場で詰め替えして、スーツケース一個をEMSで送る羽目に。
他は手荷物扱いにしてもらう。おおお重たい・・・
そんなことをドタバタしていたせいで、家族には大半の時間を「待ち」
だけにさせてしまった。
お約束でセキュリティーチェックのギリギリのところまでみんな手を振ってくれている。
初めての留学。一瞬ふと寂しさがよぎったが、夫婦での留学。
期待のほうが大きかった。
ご近所。
現地時間 8/31 PM 4:00
この間イギリスの天気の悪口言うてたら、案の定最近夏日が戻ってきた。
日本でいうところの「秋晴れ」のようなすがすがしさで、この天気がずっと続いてくれればいいが、そうもいかないイギリス。
天気がいいので、お昼に近所を散歩する。
最近論文の調べ物などで部屋にいることが多くなっているので、天気のいい日はあちこちと歩く時間を作っている。
で、ここのレジデンスエリアを出ると墓地があるのだが、実は前から気になっていた。
デカイ、のである。
散歩に適した場所かどうかは別としてふらふらとさまよってみる。
やはり奥が広く相当デカイ。ただ緑や木々が多く、そんなに怖いイメージはない。昼間は。。
花も沢山飾られている。
ずんずん奥へと歩いている間に、何人かお参りに来ている人たちに会う。
お花を換えたり、まわりを掃除したり。
別にお盆とかじゃないと思うけど、結構な人たちに会った。
よくよく見てみると、お墓に飾られている花は枯れているものが少ない。
「日本に帰ったらご先祖様のお墓参りをしよう。」
ふとそう思った。
*さすがにここでは写真を取る気にはならなかったので、
お見せできないのが残念!
英国留学フェア。
現地時間 8/27 PM 6:00
帰国に際し何かと慌しくなってきた今日この頃。
9月はゆっくりと最後の思い出作りでもと思っていたが、お約束でそうもできなさそうだ。
思えば、こっちに来るときの準備もギリギリチョップやったな・・
日本に帰ってからも色々慌しい。
荷物の整理、論文の仕上げ、再就職活動、方々へのご挨拶、
他こまごましたことなど。
そんな中、10月の上旬にブリティッシュカウンシル主催の
英国留学フェア が開催され、私の大学もブースを出すということで、
そのお手伝いをさせていただくことになった。
東京、大阪、名古屋、全ての会場に随行する予定です。
これをご覧の方で、もし当日ご来場される方がいらっしゃれば、
私と思しき人間にブースで出会った時の合言葉は、
「・・・犬?」
これで宜しくお願いします。
季節の変わり目。
現地時間 8/25 AM 9:00
最近感じること。
「もう冬です・・」
ついこの間まで上半身裸でウロウロしてる奴とかいたのに、
ここ最近めっきり寒くなってしまいました。
コート着てる人とかいるし・・・
まだ8月やのに。
ま、コロコロと天気が変わるイギリスなので、
油断してたらまた夏日ってのもありえる。
衣替えとか季節の変わり目っちゅうのはないんかいな。
御礼。
アンケート、皆様のおかげで予想を上回るペースで
回答が集まりました。
大変有難いことと、深く感じ入っております。
ご協力していただいた方々、本当にありがとうございます。
お一人づつお礼が言えませんので、
この場にて恐縮ですが御礼申し上げます。
皆様にお願いがあります!
現在取り組んでおりますマーケティングに関する修士論文で、
皆様のご意見を是非とも頂きたいと思っております。
全部で10問、皆様の貴重なお時間を少しだけ頂けないでしょうか。
なお、懸賞やポイントは全くつきません・・・
ご協力何卒お願いいたします!
(一旦締めさせていただきました。
ご協力本当にありがとうございました!)
名言に学ぶ。
現地時間 8/13 AM 10:00
先日友人に司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を貸した。
- 司馬 遼太郎
- 竜馬がゆく〈1〉
いままで何かあるときにはふと読み返してきた本、
8巻あるので一度読み出すと結構長いんですが・・
どうも日本に置いてくる気になれずこっちにもってきていた。
歴史上の人物には名言を残している人が多いが、
坂本龍馬にも多くの名言 がある。
現代でも参考になる言葉が多い。
ちなみに、「おーい竜馬!」というマンガもあり、こっちを愛読していた友人もいた。
もちろん私も、全巻読んだ。
しかし、マンガといえどもあなどれない名言が多い。
INTERESTING!!というサイトでは数多くの名言を集められているが、
その中にはマンガの登場人物のものも多い。結構興味深い。
少し引用させて頂くと、
スラムダンク 安西監督
「あきらめる?あきらめたらそこで試合終了ですよ・・」
カバチタレ
「一番辛いって思うときは、自分を変えるチャンス。」
キン肉マン
「おちこぼれのどこが悪い 世の中ウルトラマンやゴジラばっかりじゃないわい。」
スラムダンク ライバル校 山王の監督
「「負けたことがある」というのが、いつか大きな財産になる。」
スラムダンク 桜木花道
「オヤジの栄光時代はいつだよ・・・全日本の時か?
オレは・・・オレは今なんだよ!!」
ドラえもん しずかちゃんのお父さん
「あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむ事の出来る人間だ。人間にとってそれが一番大切な事なんだ。」
ろくでなしBLUES 前田太尊
「一人で生きてんじゃねーよ。」
北斗の拳 ラオウ
「我が生涯に一片の悔いなし!」
こち亀 両津勘吉
「オンリー1でいいだの!記録より記憶が大事だの!
負け犬のたわ言だ!!勝負師にとって1位のみ!!
2位も100位も変わらん!! 〝№1(オーバーザ・トップ)〟だ!!!」
ドラえもん 野比のび太
「6×7=67」
どーです?結構うなずける名言が多いでしょう。
ちなみに、マンガではないけど
アントニオ猪木の名言、
「一寸先はハプニング! 」
結構これ好きです。
参考
以久遠氏のBeauty, Business & Favorites 坂本龍馬の名言
INTERESTING!! 名言集
イングリッシュアフタヌーンティーをたしなむ。
現地時間 8/10 PM10:20
折角貴重な体験をしたのに、ブログに書いていなかったので
今更ながらネタに・・
この記事、送ってきたメールのコピーやん!
とRさん、もしご覧になられてたら言わないで~。
で、
説明するまでもないロンドンの超高級ホテルサボイ。
サボイのアフタヌーンティーは、その名のまま、
2時からと4時からのコースがあります。
紅茶にサンドウィッチ、スィーツ、スコーンがつくのですが、
一人24ポンド(約5,000円)。
お茶の前にシャンパンが出るコースは、一人31.5ポンド(約6,500円)。
お茶と、お茶菓子で、です。
しかしそのサンドやスイーツ、これは最高においし~!!!
よくイギリスのスーパーで売ってるサンドはパサパサしていて
はっきり言ってマズイですが、こちらのは日本で食べるものと同じ、
いや当然それ以上。
サンドウィッチの故郷の面目躍如たるものです。
当日は嫁さんと、義妹と三人ででかけましたが、最初
「三人でコレだけなんかな~。」
とふと疑問&不満顔。
しかし、ここぞと平らげてしまうと、すぐに新しいものが・・
そうです。なんと食べ放題だったのです。。
でも周りの人たちはお茶と会話で、
フードにはほとんど手をつけていません。
ま、私らはガイジンやからええやんということで、しっかりと二皿目も完食。
フーセンみたいに膨らんだクッションに最初、「座ってもよいのでしょうか・・」
と心の中でつぶやいたりする庶民の心をも掴む雰囲気とサービスに、
すっかり満悦でした。
「この上に座ってよろしいので・・?」
で、帰ろうとホテルのロビーを出たとたん、
いかついジャグゥワーのオープンカーが入ってきて、
中から私たちには想像もできないスタイルの花嫁?さんが!!!
どっかのセレブか!?
と、あわててシャッターを切る私、東洋の庶民30歳・・・
イラク→イギリス。
現地時間 8/6 PM11:30
昨日嫁さんが働く花屋の同僚とご飯を一緒に食べに行った。
彼は、イラク人である。正確にいうとクルド人。
昨夜は彼がクルディッシュ料理のレストランに招待してくれた。
ケバブやナンもあり、トルコ料理やインド料理と同じような感じの料理が
多かったが、見た目よりはあっさりしておいしい。
しかし、彼の経歴や経験、イラクでの話は容易にここで書けるものではない。
絶句するような話もあった。
あのタイミングでフセイン政権が倒されていなかったら、彼の家族は間違いなく危険であったという。
はっきり言って、我々が苦労とかしんどいとか思うようなこととは次元が違う。
彼の場合は、「生き残ってきた」のである。
いま、ロンドンではテロに対する警備で大量の警察が動員されている。
特に中東系の人たちは、手荷物の検査をされたり、立っているだけでも質問を受けたりすると言う。
もうじき私たちは帰国するので日本の物をプレゼントしたが、その包みを開けながら、
「周りの人が爆弾と思ってないかな。」
と自虐ギャグをかましていた。
笑えなかった。ふと可哀想にさえ思えた。
しかし、もうじき彼はイギリス国籍を取得できる。
そうなれば最初のフライトは日本へ行きたいと行っている。
フレンドリーで親切な彼とは、もちろん日本に帰ってからも友達でありたい。
語学が好きで、英語も達者によくしゃべる。
しかし、問題が・・・彼は英語のライティングが超ニガテ、いやできないのだ~!
(以前英語コースにいたサウジアラビア人も、とんでもない文章を綴っていたのを思い出す・・)
私たちが日本に帰ってからこの先、メールとか手紙でやり取りできるんでしょうか~?
人に歴史あり。
現地時間 8/3 PM 5:20
イギリスでの生活もあと2ヶ月をきった。
帰国予定の日が近づくにつれ、いままでイギリスの悪口をネタに
していたものの、やはり名残惜しいことが多い。
一方で日本での楽しみも色々。
ご飯、お風呂(温泉)、友人知人との再会、などなど。
で、テレビというのもそのうちの一つ。
いま一番見たい番組、
それはNHKの「その時歴史が動いた 」なのだ。
(そのつぎは阪神タイガースの中継)
NHK松平キャスター が八面六臂の活躍で入れ込んでいる番組である。
(この人の名前からして歴史を感じさせる・・・)
太古の日本史から近代史まで、最近ではお隣の三国志などや、
近代日本史と言っていいのか
「エンタツ・アチャコの漫才革命 ~あんじょうわろうてや!~」
などというタイトルもあった。
(友人はこれを見るために急いで仕事から帰ったらしい)
現実の歴史上の人物やドラマに、へぇ~!と感動することもかなりある。
ちなみに、6月の帰国時に見たときは、
松平キャスターが西郷隆盛のセリフを熱演していた。
なんでもやるな~この人は。
誰が言ったか、人に歴史あり。
先人に習うことは多いのだ。