イラク→イギリス。
現地時間 8/6 PM11:30
昨日嫁さんが働く花屋の同僚とご飯を一緒に食べに行った。
彼は、イラク人である。正確にいうとクルド人。
昨夜は彼がクルディッシュ料理のレストランに招待してくれた。
ケバブやナンもあり、トルコ料理やインド料理と同じような感じの料理が
多かったが、見た目よりはあっさりしておいしい。
しかし、彼の経歴や経験、イラクでの話は容易にここで書けるものではない。
絶句するような話もあった。
あのタイミングでフセイン政権が倒されていなかったら、彼の家族は間違いなく危険であったという。
はっきり言って、我々が苦労とかしんどいとか思うようなこととは次元が違う。
彼の場合は、「生き残ってきた」のである。
いま、ロンドンではテロに対する警備で大量の警察が動員されている。
特に中東系の人たちは、手荷物の検査をされたり、立っているだけでも質問を受けたりすると言う。
もうじき私たちは帰国するので日本の物をプレゼントしたが、その包みを開けながら、
「周りの人が爆弾と思ってないかな。」
と自虐ギャグをかましていた。
笑えなかった。ふと可哀想にさえ思えた。
しかし、もうじき彼はイギリス国籍を取得できる。
そうなれば最初のフライトは日本へ行きたいと行っている。
フレンドリーで親切な彼とは、もちろん日本に帰ってからも友達でありたい。
語学が好きで、英語も達者によくしゃべる。
しかし、問題が・・・彼は英語のライティングが超ニガテ、いやできないのだ~!
(以前英語コースにいたサウジアラビア人も、とんでもない文章を綴っていたのを思い出す・・)
私たちが日本に帰ってからこの先、メールとか手紙でやり取りできるんでしょうか~?